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給与計算アウトソーシングの費用相場は?代行するメリットや選び方のポイント5選!

給与計算のアウトソーシングは自社の業務負担を削減しながら正確性も向上することができます。働き方改革も進む中、専門性が求められる給与計算を外部に業務を発注することは生産性向上にもつながるでしょう。本記事では給与計算アウトソーシングの費用相場と選び方をご紹介します。
是非参考にしてみてください。

給与計算アウトソーシングの費用相場

1、給与計算のみの場合

給与計算のみをアウトソーシングする場合、一般的な料金の相場は、社員50名規模で月額4〜6万円程度です。アウトソーシング会社にとって給与計算のみの場合はシステムにより業務を標準化できるため、低価格での導入が可能です。
よって自社に人員を増やすよりも代行のほうが安く収まる場合がほとんどです。

2、年末調整、住民税更新なども外注する場合

通常の給与計算よりも年末調整や住民税更新の負担が大きいため、全部含めてアウトソーシングしたいと考える企業は多いのではないでしょうか。
その場合、一般的な料金の相場は、社員50名規模で月額10〜20万円程度となります。また、勤怠管理や社会保険手続きまで依頼した場合には、さらに追加料金が発生します。
給与計算アウトソーシングを利用するときは、自社の人的コストに合わせてどこまで業務を依頼するかを慎重に判断することが重要です。

給与計算アウトソーシングのメリット

1、コスト削減

給与計算には、給与計算担当者にかかるコストとシステムにかかるコストの2つがあります。
担当者にかかるコストには、専門知識をもつ人材の人件費や正しく給与計算を行なうための教育コストが含まれ、システムにかかるコストには、通常の利用費や開発費のほかに、毎年のように起こる法令改正・税制改正に対応する費用も含まれます。
アウトソーシングによって、この人材コストとシステムコストを両方削減することができます。

2、法令改正の対応

税制や社会保障関係の法令は、毎年のように改正されます。専門家でない社内の人材だけで、常に法改正の情報をキャッチし、システムを修正していくことは容易ではありません。
アウトソーシングによって専門家にすべて任せられるので、社内の法令への社員の負担が軽減されます。

3、季節的業務増減への対応

給与計算は、季節によって業務量が増減する業務です。
たとえば年末調整の時期や賞与を出す時期は、通常期よりも多く人員が必要となります。
個人情報を扱い、専門的な知識を要する業務であることから、臨時スタッフを雇用する場合は慎重になる必要があります。
アウトソーシングによって臨時スタッフ雇用の手間がなくなり、スムーズに対応することができるでしょう。

給与計算アウトソーシングを選ぶポイント

1、業務範囲

外注先によって、対応している業務内容や料金が異なるため、業務範囲が自社が委託する目的に適しているか確認することが重要です。
自社で賄えている業務が含まれていると重複料金が発生してしまうため、課題に感じている業務のみ対応してもらえるよう、プラン内容を見極めましょう。

2、料金

基本料金だけでなくオプション料金も含めて予算内に収まるか確認しましょう。料金形態は外注先によって大きく異なるため、複数比較して選ぶことが重要です。
自社の規模やシステムに見合った料金システムを選びましょう。

3、規模と対応範囲

給与計算アウトソーシングには、それぞれ適した規模と対応範囲があるため、自社の規模に合っているサービスを選ばなければ、対応できないケースや費用が高くなることもあります。 例えば、数人規模の会社は年末調整なども基本料金内で対応してくれるため、税理士に依頼する事がおすすめです。数十人以上の規模であれば、面倒な社会保険の手続きを依頼できる社労士に依頼するのがおすすめです。
一方数百人・数千人といった大規模な企業であれば給与計算専門の代行会社に依頼することが望ましいです。

4、専門性

給与計算は、正確性が重要なため、どの程度専門的知識を持っているか、どれくらいの規模の会社の給与計算を行ってきたかなど、経歴や実績を確認することも重要です。
また、従業員情報や給与の情報を外部に渡すことになるため、個人情報を守るためにも、アウトソーシング先がどのように情報を扱うか、チェックしておきましょう。

5、対応スピードと柔軟性

毎月の給与振込や納税〆切日などから、アウトソーシング先の業務スピードや柔軟性については、事前に確認が必要です。振込日に間に合わせるため、自社内での作業をいつまでに行わなければいけないか、スケジュール感を確認しましょう。

まとめ

給与計算をアウトソーシングすることによって、毎月の給与計算業務の負担を軽減でき、業務効率化につながるでしょう。自社の課題によって、年末調整や社会保険手続きも含めるのかなど依頼範囲を明確にし、適切な料金設定がされているアウトソーシング先を選びましょう。

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